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永峰式マヤロジックシステム(MLS)誕生の軌跡
― 技術者が「暦」という論理体系に出会うまで ―
私は長年、半導体産業の最前線で技術者として生きてきました。論理と実証こそが世界のすべてであり、いわゆる「占い」には全く興味がなく、一度も見てもらったことすらありませんでした。
そんな私が、なぜマヤの暦に辿り着き、独自のロジックを体系化するに至ったのか。その過程は、決して神秘的な体験ではなく、極めて技術者らしい「問い」の連続でした。
始まりは、あるシステム開発の現場から
転機は、算命学のロジックを組み込むシステム開発の依頼を受けたことでした。
私にとってそれは、ただの仕事でした。「正しく動くシステムを構築する」という目的のためだけに、膨大な資料を読み解き、コードへと落とし込んでいく日々。しかし、開発が終わったのだが、好奇心から「干支(十干十二支)」の語源を調べた際、昭和初期のある論文に出会います。そこで私の常識が覆されました。
干支の漢字の原義を紐解くと、それは単なる記号ではなく、「植物の成長サイクル」を表現したものでした。芽吹き、成熟し、種となり、次へ繋がる――。そこには、自然界の栄枯盛衰を抽象化した、驚くほど緻密な「循環の哲学」が息づいていたのです。
「これは占いではなく、物事のフェーズを捉えるための優れた思考体系ではないか」
そう直感したことが、すべての始まりでした。
260日という「絶妙なリズム」との出会い
このサイクルを現代のビジネスやプロジェクトに応用できないか、と考え始めた私には一つの悩みがありました。干支のサイクル(60単位)は、日常の目標管理に使うには、長すぎたり短すぎたりしたのです。
「日常でより使いやすく、確かな手応えを得られる周期はないか」
探し求めていた頃に出会ったのが、古代マヤの儀式暦「ツォルキン(260日周期)」でした。
1年ほど長くなく、2ヶ月ほど短くない。人が目標を掲げ、形にし、振り返る。この一連のプロセスを回すのに、260日は驚くほど「絶妙な長さ」だったのです。
解像度を上げるための格闘と統合
しかし、初期のマヤ暦の解釈には課題もありました。260パターンという分類は、算命学などの複雑な体系に比べると、技術者の目には「解像度が低すぎる」と映ったのです。
そこから、独学での探求が始まりました。英語圏の論文や学術資料を漁り、マヤだけでなくアステカの暦も深く掘り下げていきました。
- 9つの層をなす「アンダーワールド(深層意識)」
- 9夜を司る「ロード・オブ・ナイト」
- 年を定義する「ロード・オブ・イヤー」
これらの概念を統合し、数学的に構造化していくことで、分析の解像度は飛躍的に高まりました。さらに、マヤの言語(キチェ語)の語源まで遡ることで、単なる「占い的な単語」ではなく、生命や心の動きを表す「多層的なシンボル」としての意味を再定義していきました。
占いを排し、「レンズ」としての暦へ
私が最も強く感じた問題意識。それは、「なぜこれほど豊かな知恵が、安易な『占い』として消費されてしまうのか」ということでした。
「今日の運勢は?」「あなたの性格は?」といった決めつけは、人の思考を停止させます。私が作りたかったのは、運命を固定する道具ではなく、物事を多角的に見るための「レンズ(視点)」です。
ある状況を「どう解釈するか」の枠組みを提示し、その制約の中でこそ、人は自由な選択と創造ができるようになる。この「マインドフルネス」にも通じるアプローチが、MLSの核心となりました。
永峰式マヤロジックシステム(MLS)の誕生
こうして、技術者としての思考習慣と研究者としての好奇心が、バラバラだった断片を一つに繋ぎ合わせました。
- 干支が持つ「自然のサイクル」
- マヤ・アステカの「複層的な構造」
- 数学的・ロジカルな「分析手法」
これらを統合し、現代人が日常で使える「気づきと選択のフレームワーク」として再構築したのが、永峰式マヤロジックシステム(MLS)です。
私はマヤの専門家に師事したわけではありません。99%は独学で論文を読み解き、論理を積み上げた結果です。だからこそ、このシステムは誰にとっても客観的で、再現性のある「生きた哲学」として機能すると信じています。
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