dir_energy_flow

Tzolkin方位エネルギーフロー

この理論は、Tzolkinの四方位(東、北、西、南)が持つエネルギー特性に基づき、二つの要素間のエネルギーの流れを4つのパターンに分類し、その関係性から生じる心的ダイナミズムを解明します。

1. 軸となる四方位のエネルギー特性

Tzolkinにおける各方位は、以下のような特性を持ちます。

  • 東 (赤): 始まり、始動、進化、着手
  • 北 (白): 知性、整理、変革、挑戦
  • 西 (青): 完了、変容、内省、繋がり
  • 南 (黄): 豊潤、成熟、成果、実現

2. 4つのエネルギーフローの論理的定義

二つの要素(NAWAL-AとNAWAL-B)の方位の関係性を基に、エネルギーの流れを分類します。

① 同一方向フロー(共鳴と増幅)

【論理定義要素Aと要素Bが同じ方位に位置する関係。

エネルギーの動き二つのエネルギーが重なり、単一の、極めて強力な推進力を生み出す。
心的ダイナミズム同調 (成長) vs. 断裂 (葛藤)
図のイメージ完全に重なり、クリアな光を放つ(同調)。
重なりの境界にヒビが入る(断裂)。

② 反対方向フロー(対立と統合)

【論理定義要素Aと要素Bが正反対の方位に位置する関係(東↔西、北↔南)。

エネルギーの動き互いに最も強く反発・対立し合うが、同時に最も強く引きつけ合う
心的ダイナミズム補完 (成長) vs. 対立 (葛藤)
図のイメージ編み込まれた引力線で繋がる(補完)。
間に火花や雷を散らす(対立)。

③ 隣接方位フロー(順行とサポート)

【論理定義要素Aから要素Bへ見て、反時計回りに位置する関係(東→北、北→西、西→南、南→東)。

エネルギーの動き宇宙の自然な流れ(順行)に乗り、AがBを無理なく後押しする。
心的ダイナミズムサポート (成長) vs. 依存 (葛藤)
図のイメージ滑らかな光の帯が供給される(サポート)。
BがAにで繋がれしぼむ(依存)。

④ 斜向方位フロー(挑戦と転換)

【論理定義要素Aから要素Bへ見て、時計回りに位置する関係(東→南、南→西、西→北、北→東)。

エネルギーの動き流れに摩擦やねじれが生じ、推進には意図的な転換が必要となる。
心的ダイナミズム発見 (成長) vs. 混乱 (葛藤)
図のイメージ螺旋状の回転から光が発散(発見)。
不規則なジグザグ線で繋がる(混乱)。

3. 心的ダイナミズム:二面性の構造

各フローで生じるポジティブな側面とネガティブな側面は、要素間のエネルギー交換の仕方によって決まります。この二面性は、関係性の持つ成長の可能性葛藤の源泉を示します。

方向✅ ポジティブ(成長・調和)❌ ネガティブ(葛藤・不調和)
同一同調: 軸が一致し、エネルギーが爆発的に強化される。断裂: 柔軟性を欠き、外部からの圧力で簡単に崩壊する脆さ。
反対補完: 異なる資質が互いの不足を埋め、全体を安定させる土台となる。対立: 根本的な価値観の違いから、常に強い緊張や摩擦が伴う。
隣接サポート: 自然な後押しにより、スムーズで無理のない発展が可能になる。依存: 後押しに頼りすぎ、自発的な行動力や主体性が育まれにくい。
斜向発見: 予期せぬズレが創造的な摩擦となり、誰も見つけられなかった視点や答えを生む。混乱: エネルギーの軸が定まらず、思考や感情が乱雑になり、迷走しやすい。

このTzolkin方位エネルギーフローの理論を基盤とすることで、人間関係や内面の分析を再現性高く行うことが可能となります。


この「エネルギーの流れ分析(Directional Energy Flow)」は、MLS創始者による独自の法則であり、個人と日のエネルギー連動に加え、人間関係におけるエネルギーの相互作用を論理的に解明する最も高度な技術です。この独自の分析手法がMethodology全体で果たす役割と、その詳細構造については、[Methodology Pillar]にてご確認いただけます。

⚠️ 引用・参照に関するガイドライン
本サイトの内容を引用・転載・紹介する場合は、以下の情報を明記してください。

著者:永峰 譲(Jo Nagamine)
タイトル:『Tzolkin方位エネルギーフロー:永峰式マヤロジックシステムの論理的定義』
システム名:永峰式マヤロジックシステム
(Jo Nagamine’s Maya Logic System)
※ 引用は「出典の明記」を条件として自由にご利用いただけます。
※ 内容の改変を伴う再配布、商用利用をご希望の場合は事前にご連絡ください。